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昔は使用されて今では有害とされている材質とは?|奈良の解体工事UK工業

【昔は使用されて今では有害とされている材質とは?|奈良の解体工事UK工業

 

皆様こんにちは! 奈良で解体工事を行っているUK工業株式会社です。

 

当社は『美しく、きれいな解体』をモットーに、美しい仕上がりの解体工事を行うことを日々心掛けております!

 

奈良の解体業者選びは是非、UK工業株式会社におまかせください(^^♪

 

さて、今回のブログは、昔は使用されて今では有害とされている材質とは?と題し、

 

解体における費用の負担について知って得する情報をまとめています。(^^)

 

 

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目次

1.アスベスト(石綿)使用場所と健康への影響

アスベスト(石綿):健康に有害な物質で、特定の方法で適切に処理しなければなりません。



使われている場所

・屋根材(スレート瓦など)

・壁材(吹き付け材)

・天井材

・配管の断熱材

・床材


用途: 耐火性・断熱性に優れた建材として使用されていました。

古い建物に多く含まれている可能性があります。

健康への影響:


肺疾患: アスベスト繊維を吸い込むことで肺に蓄積し、肺がんや悪性中皮腫、アスベスト肺(石綿肺)などの重大な呼吸器疾患を引き起こします。

症状: 息切れ、持続的な咳、胸の痛み、疲労感など。

症状は数十年後に現れることが多いです。


アスベスト(石綿)の処分方法と代替品

処分方法: アスベストは専門業者による除去が必要です。

取り扱う際には飛散防止措置が取られ、特殊な防護服やマスクを使用します。

除去後は、法定の廃棄処理施設で封じ込め処理を行います。


注意点: アスベストは飛散すると吸引により健康被害を引き起こすため、個人での取り扱いは厳禁です。


処分費用の全国平均: 約20,000~50,000円/平方メートル


詳細: アスベストは特別管理が必要なため、処理費用は高額となります。

作業範囲や飛散防止対策によって費用が変わります。


処分費用の全国平均: 約300,000~500,000円/トン


詳細: PCBは特定の処理施設でのみ処分が可能で、高額な処理費用がかかります。

含有量や機器の種類により費用が異なります。



アスベスト(石綿)の代替え


代替材料: グラスウール、ロックウール、セラミック繊維、合成繊維、無機繊維


用途: アスベストの代わりに、断熱や防音性を持つ材料として使用されています。

これらの材料は、アスベストのように飛散して健康被害を引き起こすことがなく、安全性が高いです。


2.PCB(ポリ塩化ビフェニル)使用場所と健康への影響

PCB(ポリ塩化ビフェニル):電気機器などに含まれることがあり、有害物質として適切に処理が必要。


使われている場所:


・変圧器やコンデンサー


・蛍光灯の安定器


・電気絶縁油


用途: 絶縁性が高く、冷却や潤滑のために使用されていましたが、1970年代以降は禁止されています。


健康への影響:


内分泌系障害: PCBは内分泌を乱す化学物質として知られており、ホルモンバランスを崩す可能性があります。


発がん性: PCBは発がん性があり、特に肝臓がんや皮膚のがんリスクが高まるとされています。


症状: 肝機能障害、皮膚の色素沈着、神経系の異常など。


PCB(ポリ塩化ビフェニル)の処分方法と代替品

処分方法: PCBを含む機器は、国や自治体に指定された専門の処理施設に送られ、無害化処理が施されます。

処理施設は、特定の許可を受けた業者が運営しています。


注意点: PCBは強い毒性を持つため、専門家の手で安全に処理することが求められます。


処分費用の全国平均: 約300,000~500,000円/トン


詳細: PCBは特定の処理施設でのみ処分が可能で、高額な処理費用がかかります。

含有量や機器の種類により費用が異なります。



代替材料: シリコン油、植物油、鉱物油


用途: PCBは絶縁性の高いオイルとして使用されていましたが、現在では安全性の高いシリコン油や植物油が代替品として使われています。

電力設備や機器の絶縁に使用されます。


3.鉛を含む塗料の使用場所と健康への影響

鉛を含む塗料:鉛は健康に悪影響を与える可能性があるため、注意が必要。


使われている場所:


・外壁や内壁の塗装


・窓枠やドアなどの木製部分


・鉄製の手すりや門


用途: 鉛は腐食を防ぐための塗料に使用されていましたが、健康への影響が懸念され、現在では使われなくなっています。


健康への影響:


鉛中毒: 鉛を吸入したり、摂取したりすることで鉛中毒を引き起こします。

特に子どもに対して深刻な影響があります。


症状: 知能低下、発育遅延、行動障害、成人では貧血、神経障害、腎臓障害など。


鉛を含む塗料の処分方法と代替品

処分方法: 鉛を含む塗料は、剥離作業を行い、廃棄物として分別します。

専門の廃棄処理業者が適切な処理を行います。


注意点: 鉛は神経系に影響を与えるため、作業中の防護措置や、粉塵の飛散防止が必要です。


処分費用の全国平均: 約10,000~30,000円/トン


詳細: 鉛を含む廃材の処分は、専門業者による分別と処理が必要です。

塗料の種類や量によって費用が異なります。


代替材料: 鉛フリー塗料、水性塗料、無機系塗料


用途: 鉛を含まない塗料が一般的に使用されており、水性塗料や環境に優しい無機塗料が普及しています。

これにより、塗装作業者や居住者の健康リスクが低減されています。


4.フロンガスの使用場所と健康への影響

フロンガス:冷却装置やエアコンに含まれており、大気に放出すると環境に悪影響を与えるため、専門的な回収が必要となります。


使われている場所:


・エアコン


・冷蔵庫や冷凍庫


・一部の断熱材(発泡プラスチック)


用途: 冷却機器や断熱材に使用されていましたが、温室効果ガスとしての悪影響が指摘され、現在は代替フロンが使われています。


健康への影響:


窒息: フロンガス自体は無色・無臭ですが、高濃度で吸い込むと酸素欠乏を引き起こし、窒息のリスクがあります。


神経系の影響: 一部のフロンガスは神経系に影響を与え、目まいや頭痛を引き起こすことがあります。


フロンガスの処分方法と代替品

処分方法: エアコンや冷蔵庫からフロンガスを回収する際は、資格を持った技術者による回収作業が必須です。

回収されたフロンガスは、再利用または無害化処理が行われます。


注意点: フロンは温室効果ガスであり、大気中に放出することは厳しく規制されています。


処分費用の全国平均: 約10,000~20,000円/機器(冷蔵庫、エアコンなど)


詳細: フロンガスの回収と処分には専門の技術者が必要で、冷却装置のサイズやガスの種類によって料金が変わります。


代替材料: HFC(ハイドロフルオロカーボン)、HC(炭化水素)、CO2(二酸化炭素)、アンモニア


用途: フロンは地球温暖化やオゾン層破壊に繋がるため、代替としてHFCや自然冷媒であるCO2、アンモニアが使用されています。

エアコンや冷蔵庫などで使われます。


5.古い断熱材の使用場所と健康への影響

古い断熱材:一部の断熱材には有害な化学物質が含まれている場合があり、慎重に処理する必要がある。


使われている場所:


・壁の内部


・天井裏


・床下


用途: 断熱効果を高めるために使用されていましたが、古い建物ではアスベストや有害化学物質を含む場合があります。


健康への影響:


アスベスト肺、肺がん、中皮腫: アスベストが含まれている場合、上記のアスベストによる健康リスクが同様に発生します。


症状: 息切れ、慢性的な咳、胸痛など。


古い断熱材の処分方法と代替品

処分方法: 古い断熱材に有害物質が含まれている場合、専門業者により廃棄処理施設で処理されます。

場合によっては、再利用できる場合もありますが、有害な成分が含まれている場合は特殊な処理が必要です。


注意点: 作業中の吸引や皮膚接触による影響を避けるための防護措置が必要です。


処分費用の全国平均: 約15,000~40,000円/トン


詳細: 有害物質が含まれている場合、専門処理が必要になるため、費用が上昇することがあります。


代替材料: グラスウール、セルロースファイバー、発泡ポリウレタン、真空断熱パネル


用途: アスベストや有害物質を含む古い断熱材の代替として、環境に優しく、高い断熱効果を持つ材料が使われています。

特にグラスウールや発泡断熱材が広く使用されています。


6.木材(防腐処理が施されたもの)の使用場所と健康への影響

木材(防腐処理が施されたもの):化学処理された木材は通常の廃材と異なり、特別な処理が必要な場合がある。


使われている場所:


・土台や柱


・デッキやベランダ


・外壁やフェンス


用途: 防腐処理された木材は、湿気や虫害から守るために使われています。

特に外部構造に使用されることが多いです。


健康への影響:


化学物質中毒: 防腐処理に使われる化学物質(クロム、ヒ素、銅など)を吸い込んだり触れることで、皮膚刺激や呼吸器への影響を及ぼします。


症状: 皮膚炎、目や喉の刺激、長期的にはがんのリスクがあると言われています。


木材(防腐処理が施されたもの)の処分方法と代替品

処分方法: 防腐処理された木材は、通常の廃木材とは異なり、特定の処理が必要です。

焼却による処分が一般的ですが、有害ガスの発生を防ぐため、適切な施設で焼却されます。


注意点: 無害化処理されていない施設での焼却は禁止されています。


処分費用の全国平均: 約10,000~30,000円/トン


詳細: 防腐処理された木材は通常の木材よりも高額に処分費用がかかります。

焼却処分が一般的です。


代替材料: 無垢材、人工木材(樹脂木材)、耐腐食性の金属材料、自然防腐処理木材


用途: 防腐剤を使わずに長寿命化が期待できる無垢材や人工木材、自然由来の防腐処理が施された木材が使われています。

また、外部構造には金属材料が用いられることもあります。


7.合成樹脂(塩化ビニル製品など)の使用場所と健康への影響

合成樹脂(塩化ビニル製品など):燃やすと有害なダイオキシンが発生する可能性があるため、適切な処理が求められる。


使われている場所:

・配管(塩ビパイプ)


・窓枠やサッシ


・床材や壁材の仕上げ


用途: 耐久性や防水性があるため、住宅の内外部に広く使用されています。特に水回りでよく見られます。


健康への影響:


有害ガスの発生: 塩化ビニルが燃焼すると有害な塩化水素ガスやダイオキシンが発生し、これらが呼吸器系に深刻な影響を与える可能性があります。


症状: 喉の痛み、目の刺激、長期的にはがんや生殖機能への影響も指摘されています。


合成樹脂(塩化ビニル製品など)の処分方法と代替品

処分方法: 塩化ビニルを含む合成樹脂は、燃やすと有害なダイオキシンが発生するため、専門の廃棄物処理施設で適切に処理されます。

分別しリサイクルが可能な場合もあります。


注意点: 一般廃棄物として処理しないよう注意が必要です。


処分費用の全国平均: 約10,000~20,000円/トン


詳細: ダイオキシンの発生を防ぐため、適切な処理施設で処分されます。

リサイクル可能な場合もありますが、処理費用は依然かかります。


代替材料: ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ乳酸(PLA)、バイオプラスチック


用途: 塩化ビニルは環境負荷が高いため、ポリエチレンやポリプロピレンなどのリサイクルが可能で、環境に優しいプラスチックが使われています。

バイオプラスチックも今後の代替素材として注目されています。


8.アスファルト系シートやタール製品の使用場所と健康への影響

アスファルト系シートやタール製品:有害な物質を含むことがあり、特定の処分方法が求められる。


使われている場所:


・屋根材(アスファルトシングルなど)


・防水層(屋上やベランダの防水シート)


・車道や駐車場の舗装


用途: 防水性や耐久性を高めるために、屋根や防水処理に使用されています。


健康への影響:


揮発性有機化合物(VOC)の吸入: アスファルトやタール製品は揮発性有機化合物(VOC)を放出し、これらが呼吸器や神経系に悪影響を与える可能性があります。


症状: 頭痛、吐き気、目や喉の刺激、長期的にはがんのリスクが増す可能性があります。


アスファルト系シートやタール製品の処分方法と代替品

処分方法: アスファルト系やタール製品は、有害物質を含む場合があるため、専用の処分施設で高温焼却や無害化処理が行われます。

専門業者に依頼することが重要です。


注意点: 一般的な埋め立て処分ではなく、特定の処理が必要です。


処分費用の全国平均: 約15,000~40,000円/トン


詳細: アスファルトやタールは有害物質を含むことがあるため、専門施設で高温焼却されることが多く、処理費用がかかります。


代替材料: 改質アスファルト、防水シート(EPDMシート、TPOシート)


用途: 環境に配慮した改質アスファルトや、より耐久性の高い防水シートが使用されています。

これらの材料は、屋根やベランダなどの防水対策に適しています。


代替材料: 改質アスファルト、防水シート(EPDMシート、TPOシート)


用途: 環境に配慮した改質アスファルトや、より耐久性の高い防水シートが使用されています。

これらの材料は、屋根やベランダなどの防水対策に適しています。


9.水銀を含む照明器具(蛍光灯、電球など)使用場所と健康への影響

水銀を含む照明器具(蛍光灯、電球など):環境に有害で、適切なリサイクルが必要。


使われている場所:


・蛍光灯


・水銀灯


・一部の省エネ電球


用途: 蛍光灯や省エネ電球には、発光のために水銀が使用されています。

現在ではLEDに置き換わりつつありますが、古い建物にはまだ残っていることがあります。


健康への影響:


水銀中毒: 水銀は神経系に深刻な影響を及ぼす有毒物質です。

吸入や接触を通じて中毒症状を引き起こす可能性があります。


症状: 震え、記憶障害、視力や聴力の低下、腎臓障害など。


水銀を含む照明器具(蛍光灯、電球など)の処分方法と代替品

処分方法: 蛍光灯や水銀を含む電球はリサイクルが推奨されており、自治体や専門業者が回収を行います。

回収後は水銀を分離し、再利用や安全な処分が行われます。


注意点: 水銀は非常に有害なため、破損しないように注意しながら処理することが求められます。


処分費用の全国平均: 約500~1,000円/本


詳細: 水銀を含む照明器具はリサイクルが可能であるため、回収料金は比較的低めですが、処理コストがかかります。


代替材料: LEDライト


用途: 水銀を含む蛍光灯や電球の代わりに、長寿命で省エネ性の高いLED照明が広く普及しています。

水銀を含まないため、安全性も高まっています。


10.まとめ

昔は、良いとされた材質も化学や医療が進むにつれ

健康に影響を及ぼす恐れがあることがわかってきた材質が

多くあります。

解体する時には、この材質が処分費にも大きな影響が出てきます。

正しい処分方法で処分することが健康のため、環境のために重要となります。

終わりに・・・

今回は【昔は使用されて今では有害とされている材質とは?|奈良の解体工事UK工業】と題して、


昔と今の材質の違いと健康への影響についてまとめてご紹介しました。(^^)



奈良の解体業者:UK工業株式会社では、解体に伴う様々なお困りごとの相談を承っております。


また、旗竿地や極端に狭い道に隣接する建物の解体、空き家の解体による再生など、


社会が重視する「循環化」と「サステイナブル」に貢献しております!


UK工業株式会社では、他にもアスベスト(石綿)含む建物解体、空き家の撤去解体など、様々な解体を承っております(*^_^*)


奈良の解体業者:UK工業株式会社は、「美しく綺麗な解体工事」をモットーにあらゆる解体工事に対応しておりますので、


奈良の解体業者選びには、是非、UK工業株式会社をお選びください!


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