目次

• ○  足場とは？
• ・足場の組み立て等に係る特別教育とは？
• ・足場の組立て等特別教育の受講内容
• ○  足場の組立て等作業主任者技能講習（指揮監督者）とは？
• ・足場の組立て等作業主任者技能講習（指揮監督者）の受験資格
• ・足場の組立て等作業主任者技能講習（指揮監督者）の受講内容
• ・年齢条件（足場の組立て等特別教育）
• ○  まとめ

足場とは？

足場組立とは、建築や解体工事、屋外広告の設置、イベント会場の設営など、高所作業を行う際に、作業員が安全かつ効率的に作業できるように、一時的な足場を組み立てる作業です。

【解体工事ブログー足場の重要性について｜奈良県奈良市 解体工事 UK工業】

足場の組み立て等に係る特別教育とは？

近年、建設工事現場での墜落や転落事故が増加しており、特に足場からの事故が顕著に増加しています。厚生労働省の報告によれば、建設業における墜落・転落事故のうち、足場関連の事故は平成22年には13％であったものが、平成25年には約16％に増加しました。

足場は建設工事に不可欠な作業設備ですが、その安全な使用と労働災害の予防のために、労働安全衛生規則に一部改正が行われ、特別な教育の受講が義務化されました。
平成27年7月1日以降、足場の組み立て等の作業に携わる者は、特別教育を受けていない場合、業務に就くことが許可されない仕組みとなりました。
よって、足場の組み立てや解体、変更の作業を行うためには、足場の組立て等特別教育を受講しなければ、現場での作業が許可されないこととなります。

足場の組立て等特別教育の受講内容

✔足場及び作業の方法に関する知識 3時間
✔工事用設備、機械、器具、作業環境等に関する知識 30分
✔労働災害の防止に関する知識 1時間30分
✔関連法令 1時間
合計 6時間です。

特別教育を受講し、後日に修了証（資格証）が発行されます。
作業主任者の指示のもとで、足場作業を遂行することができます。

足場の組立て等作業主任者技能講習（指揮監督者）とは？

建築物や塔の鉄骨構造を組み立て、解体、または変更する際に、高さが5メートル以上の金属部材を使用する場合、労働災害の予防などを担当する指揮監督者として認定される国家資格として、建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者の資格が与えられます。

足場の組立て等作業主任者技能講習（指揮監督者）の受験資格

✔建築物の骨組み又は塔であって、金属製の部材により構成されるものの組立て、解体又は変更の作業に関する作業に3年以上従事した経験を有する者。
✔大学、高等専門学校又は高等学校において土木又は建築に関する学科を専攻して卒業した者で、その後2年以上建築物等の鉄骨の組立て等の作業に従事した経験を有する者とされています。

足場の組立て等作業主任者技能講習（指揮監督者）の受講内容

✔作業の方法に関する知識 7時間
✔工事用設備、機械、器具、作業環境等に関する知識 3時間
✔作業者に対する教育等に関する知識 1時間30分
✔関連法令 1時間30分
合計受験時間 13時間に修了試験1時間があります。

年齢条件（足場の組立て等特別教育）

足場の組立て等特別教育は、年少者労働基準規則によって「18歳未満の者は足場の組立て等の業務に就くことができない」と規定されていますが、18歳未満の者でも要望次第で特別教育を受けることは可能です。ただし、実際の現場作業は18歳以上に達した後に行うべきです。そのため、特別教育は受講を前もって完了させておくことができますが、実際の作業は法定の年齢制限を守って行うようにしましょう。

まとめ

足場組立の資格を取得して、高所での作業を安全に行いましょう。
以上【解体工事に必要な資格について③「足場の組み立て」】についてご紹介しました。
UK工業株式会社では、仕事を続けながらスキル向上の機会を提供し、資格取得に向けたサポートも提供しています。


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