目次

• ○  空き家など、解体工事にはローンを利用できるの？
• ・解体工事にはローンを利用することができます！
• ○  解体工事に活用できるローンの種類を教えて！
• ・空き家解体ローン
• ・住宅ローン
• ・プロパーローン
• ・フリーローン
• ○  補助金について
• ・自治体によって条件は異なります
• ○  終わりに

空き家など、解体工事にはローンを利用できるの？

空き家を相続や、解体して更地にしたい場合など、様々なケースで解体工事が必要になります。


解体工事には多額の費用がかかるため、まとまった資金をすぐに用意できないなど、解体費用の支払いがネックになることもあります。


そんな時、「空き家や家の解体工事にもローンを利用できないの？」と考えている方も多いのではないでしょうか。


実は、解体工事にもローンを活用することが可能なんです。


今回は、解体工事におけるローン利用について詳しく見ていきましょう。

解体工事にはローンを利用することができます！

解体工事の際に活用できるローンは、住宅ローンと同様のもので、銀行や金融機関から融資を受けることができます。


金融機関によって融資条件や金利、借入期間、借入可能額が異なるため、複数の金融機関を比較検討して最適な条件を見つけることが重要です。


また、一部の金融機関では空き家解体に特化したローンも提供しており、空き家問題への対応として、解体費用をサポートしてくれる場合もあります。


ただし、ローンを組むには時間がかかることが大半です。


他にも必要な書類の準備や申込書の作成などがありますので、解体工事を計画する際には早めに金融機関と相談することが重要です。

解体工事に活用できるローンの種類を教えて！

空き家解体ローン

空き家解体ローンは、現在の社会問題である空き家増加に対応するために、各自治体から要請があり、金融機関で提供されています。


このローンは、空き家の解体を目的としており、担保や保証人は必要ありません。金利も低く設定されており、解体工事に利用する際には非常に便利です。



将来的には、このような空き家解体ローンが増えると予想されます。


空き家解体は簡単に解決できない問題であるという観点からも、こういった需要は益々増えることが考えられます。


今後、空き家を解体したい方にとっては、空き家解体ローンというのは有益な支援手段となります。


ただし、全ての金融機関がこのローンを提供しているわけではないので、利用可能な金融機関を調べる際には条件や金利、必要書類などを事前に確認しておくことが重要です。

住宅ローン

住宅ローンは、通常、新築や中古住宅の購入時に利用されるローンになります。


一般的には、「新しく建てる」場合に使われるイメージがありますが、特定の条件を満たせば、解体工事にも適用することができます。


住宅ローンは、建物を建て替える場合にも利用でき、具体的には、解体工事を行った後に新しい建物を建てる場合、解体費用を建築費用に含めることができます。


ただし、住宅ローンを利用するためには、解体工事と建築工事がセットで行われる必要があります。解体工事だけに住宅ローンを利用することはできません。


一般的に、住宅ローンは建物が完成した段階で融資を受けることができます。そのため、解体費用の支払いが後回しになります。


しかし、この点を嫌う解体業者もいますので、住宅ローンを利用する場合は事前に解体業者と相談して確認することが重要です。


住宅ローンは審査が厳しいとされており、条件が厳しく、保証人や担保を必要とすることが一般的です。


また、住宅ローンで解体工事から新築工事までの費用を支払う場合、一貫して業者に工事を依頼する必要があります。


しかし、解体工事は別の会社が行う場合もありますので、仲介手数料が発生することがあります。


その結果、解体工事で住宅ローンを利用すると、コストが高くなる可能性があります。


住宅ローンは様々な厳しい条件もあるので、解体工事については、他のローンで検討してみるのも良いでしょう。

プロパーローン

プロパーローンは、幅広い用途に使えるローンです。


借入可能額は10万円から500万円ほどで、一般的な住宅ローンよりも少額の借入が可能です。


解体工事だけを行う場合、通常の住宅ローンでは利用できませんが、プロパーローンなら解体工事のみでも融資を受けることができます。


また、プロパーローンは保証会社や保証人なしでも申し込むことができます。


金融機関が返済能力を認めれば、貸付してくれます。


住宅ローンでは通らない場合でも、プロパーローンなら審査に通りやすい傾向があります。


ただし、保証人や保証会社が不要な分、審査が非常に厳しいです。


何度も金融機関を訪れて話し合い、審査を受ける必要があります。


そのため、審査には最短で2週間から1か月以上かかることもあります。


また、住宅ローンよりも借入可能額が少ないため、利用する金融機関が限られているのもデメリットです。


利用を検討する際には、じっくりと調査することが重要です。

フリーローン

「フリーローン」とは、使用目的が基本的に自由なローンの一種です。


結婚や出産、教育費の支援など、さまざまな目的に利用することができます。


フリーローンは一般に担保や保証人を必要としない場合が多く、プロパーローンと似ています。


しかし、多くの金融機関が取り扱っている点が異なり、地方銀行や信用金庫、大手銀行でも利用できるため、利便性が高いです。


ただし、多目的ローンの借入可能額は住宅ローンよりも低く設定されていることが一般的です。


大手金融機関でも、最大300万円程度の融資が限度となる場合があります。

補助金について

現在、空き家問題は全国的に深刻な社会問題となっており、市区町村が空き家解体のための「補助金」や「助成金」を提供する取り組みが増えています。


空き家問題は街の景観を損ねるだけでなく、犯罪を引き起こす可能性もあるため、自治体も積極的に取り組んでいます。


補助金を利用するには、一定の条件や審査が必要です。


解体工事の補助金は国からではなく、各自治体から提供されます。


国土交通省の「空き家再生等推進事業」は自治体への補助金で、具体的な補助金は各自治体が提供するため、条件や内容は地域によって異なります。

自治体によって条件は異なります

前述の通り、補助金や助成金の制度は自治体ごとに用意されています。そのため、制度の名称や受給条件、支援内容は多岐にわたります。


補助の対象となる工事には、「老朽危険な建物の解体」「空き家の撤去」「建て替え工事に伴う解体」「ブロック塀の撤去」「空き家内の家財の処分」などが含まれます。


条件も様々で、「空き家であれば対象」「老朽化していない空き家は除外」「建物やブロック塀の撤去でも可」などがあります。



補助金の金額も異なり、「工事費の一部を〇％補助する」というパターンが一般的ですが、まれに全額補助する自治体もあります。



総じて言えることは、すべての自治体で共通する条件は存在せず、自治体ごとに異なるため、事前に詳細を確認することが重要です。



因みに奈良県でも自治体ごとに金額が異なり、３０万円のところもあれば５０万円のところもあったりと金額に違いがあります。

終わりに

今回は【空き家など、解体工事にはローンを利用できるの？】と題して、解体工事費のローンの活用について解説させて頂きました。(^^)


空き家を相続された方、古家の解体、リフォームに伴う解体費用などについて、少しでもお役に立てましたら幸いです。


奈良の解体業者：UK工業株式会社では、旗竿地や極端に狭い道に隣接する建物の解体、空き家の解体による再生、社会が重視する「循環化」と「サステイナブル」に貢献しております！


UK工業株式会社では、他にもアスベスト（石綿）含む建物解体、空き家の撤去解体など、様々な解体を承っております(*^_^*)


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